「毎度ごひいきに!」
という言葉、みなさん一度は聞いたことがありますよね?
でも「ひいき」って言葉はどこから来たか、
みなさんご存じですか?
縁の下の力持ち——贔屓の生い立ち
ひいき=贔屓のルーツをたどると、古代中国の治水工事に行き着きます。
龍の子として強靭な力を持ち、神様から大地を支える役割を担っていた贔屓は、
川の流れを整え、大地を安定させ、人々の生活を守ってきました。
その姿は、やがて「縁の下の力持ち」の象徴となり多くの人たちに
財運とご縁をもたらす伝説の愛されキャラとして親しまれてきました。
贔屭(ひいき)の名前に込められた意味
- 「贔」 … 誰かのために重いものを背負って頑張る!
-
「屭」 … 鼻息を荒くして力を込める!
この名前の意味や、言葉の使われ方からも分かるように、
贔屭は財運の中でも特に重要な「人財=ご縁」を呼び込んでくれる存在です。
現代でも息づく贔屭の役割
その力強い姿は、今も建築物の土台や石柱の下に刻まれ、
古くから浅草の金龍山浅草寺や数々の寺院、
神社の柱を支える存在として大切にされています。
横浜中華街では年に2回、大規模な祭りで贔屭が登場し、
その力の恩恵を受けようと多くの人が集まります。
(左)金龍山浅草寺の贔屭 (右)横濱中華街の贔屭
良いご縁をつなぐ贔屭
多くの出会いの中には、良いご縁もあれば、
残念ながら自分にとってマイナスになるご縁もあります。
そんな中で、贔屭は「良いご縁だけ」を導き、
つなぎ留めてくれる存在です。
新しいご縁を迎える準備を!
これから引っ越しや移動のシーズンとなり、
気持ち新たに行動を起こす絶好のタイミング。
あなた自身が贔屭のように誰かのために一生懸命働き、
周りから愛され「ひいきされる」存在となることで、
たくさんの素敵なご縁が結ばれますように!